石・斗・升・合は、物の大きさを測る基準で、1石は10斗、1斗は10升、1升は1合です。 米の量は、枡で量られます。一斗枡が18リットル、一升枡が1.8リットルです。 米の重さに関して、1合は150g、1升は1.5Kg、1斗は15Kg、1石は150Kgになります。 米は、俵に入れて、運搬されます。1俵は、60Kgです。従って、1石は、2俵半になります。 生産された米は、主に、飯として利用されます。その他の利用は、酒などの加工品、種子などです。 1人の大人が、1度に食べる米は、1合ほどです。1日では、3合です。1年では、1095合、1石ほどです。 従って、1石の石高は、1人が1年間に摂取する、米の量に相当します。 資料に記載した261の藩に関して、総草高は、2298万1871石、平均の草高は、8万8千石です。 草高が最も大きな藩は、金澤藩の135万石です。最も少ない藩は、母里藩の7400石です。 草高が、50万石以上が9藩、20〜50万石が17藩、10〜20万石が26藩、5〜10万石が50藩、 3〜5万石が37藩、2〜3万石が38藩、2万石未満が84藩です。 総人口は、2165万2502人です。藩の平均人口は、8万3千人ほどです。 人口が最も大きな藩は、金澤藩の109万人です。最も少ない藩は、曾我野藩の2273人です。 人口が、50万人以上が8藩、20〜50万人が16藩、10〜20万人が23藩、5〜10万人が50藩、 3〜5万人が33藩、2〜3万人が35藩、2万人未満が96藩です。 下図は、人口と草高の、分布を示しています。
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表1は、人口が20万人以上の24藩に関して、人口と草高を、人口の降順に示しています。 表2は、人口が8千人未満の22藩に関して、人口と草高を、人口の昇順に示しています。 表3は、草高が20万石以上の26藩に関して、草高と人口を、草高の降順に示しています。 表4は、草高が1万1千石未満未満の23藩に関して、草高と人口を、草高の昇順に示しています。 |
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表7 余剰米が4万石以上の藩
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表8 不足米が3万石以上の藩
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